【北陸経済、マネー】北陸関連3銘柄(高松機械、富山銀行、日本カーバイド)が中間期予想を上方修正

決算シーズン直前の10月27日、北陸関連銘柄では3社が9月中間期の連結決算の業績予想を上方修正した。

ここでは純利益の修正率が大きかった順に、高松機械工業(白山市)、富山銀行(高岡市)、日本カーバイド工業(魚津市発祥で今は東京に本社)を紹介する。

高松機械は純利益が予想比2倍超

高松機械は売上高を前回予想比8・6%増の80億900万円、営業利益を2・5倍の5億3900万円、純利益を2・1倍の3億9300万円とした。主力の工作機械事業で需要が緩やかに持ち直しているほか、自動車以外の顧客を開拓したという。

前年同期実績と比べると、営業利益は3・7倍、純利益は11・5倍となる。倍率は大きいが、前年同期が低すぎた面もある。通期予想は「中間決算の発表時にお知らせする」としており、大きな上振れに含みを持たせている。

富山銀は前年同期比で増益に

富山銀行は銀行単体のコア業務純益(本業のもうけ)が予想を上回り、倒産に備えた与信関係費用が予想を下回ることから、経常利益を予想比70・0%増の8億5000万円、純利益を2倍の6億円とした。

前年同期実績と比較すると、経常利益は36・4%増、純利益は33・6%増となる。

こちらも高松機械と同じく、通期予想は中間決算の公表時に示すという。

日本カーバイドは為替差益で材料高を吸収

日本カーバイド工業は売上高予想を230億円で据え置き、営業利益を予想比13・3%増の17億円、純利益を22・2%増の11億円とした。

原材料価格が上昇傾向にあるものの、経費の削減や円安進行による為替差益の計上により、利益が予想を上回る。

通期の予想は東南アジアの新型コロナの拡大、為替変動、原材料価格の高騰を勘案して据え置くという。