【北陸経済、マネー】北陸の企業の決算まとめ/北日本紡績、大建工業、タカギセイコー、大同工業、福井コンピュータ

12日に発表された北陸の企業の決算を抜粋してまとめる。これで基本的には9月中間期決算が出そろった。

北日本紡績の中間期は赤字継続

北日本紡績(白山市)の9月中間期の連結決算は、営業、経常、最終赤字。

同社の公表資料によると、自動車業界の需要が大幅改善し、紡績事業は「V字回復」したらしく、売上高は前年同期比33・2%増の1億5500万円にとどまり、赤字継続となった。

営業損失は4600万円、純損失は4600万円。

今期から連結決算に移行したため、厳密には前年同期との比較はできない。

大建工業は過去最高の通期予想を上乗せ

大建工業(本店・南砺市)は12日、過去最高の業績を見込んでいた通期(2022年3月期)の連結業績予想を上方修正し、売り上げ、利益を上乗せした。

北米の木質材料や国内リフォーム・新築事業が好調なため。修正後の売上高は2170億円、営業利益は150億円、純利益は80億円となる。

期末配当を前年比10円増の50円にする。年配当は前年比25円増の95円。

同日発表した9月中間期は増収増益で、売上高は前年同期比17・6%増の1090億円、営業利益は3倍の87億円、純利益は2・5倍の49億円。

タカギセイコーも通期上方修正

タカギセイコー(高岡市)も通期(2022年3月期)の連結業績予想を上方修正した。

同社は売り上げの8割を車両向けが占めている。

自動車メーカーが半導体不足から生産調整を行うなど、先行きに不確定要素は多いが、市況自体は改善方向に進んでいるとみている。経費削減も奏功し、営業利益はコロナ禍前の19年3月期実績を上回る見込み。

修正後の売上高は448億円、営業利益は23億円、純利益は7億円。

9月中間期の連結決算は各損益が黒字化した。売上高は前年同期比37・2%増の218億円、営業損益は3億円の赤字から12億円の黒字、最終損益は5億円の赤字から2億円の黒字となった。

大同工業の中間期は黒字転換

大同工業(加賀市)の9月中間期の連結決算は増収で経常、最終損益は黒字転換した。

売上高は前年同期比32・0%増の250億円、営業利益は2000万円から16億円に大幅増加、経常損益は7800万円の赤字から22億円の黒字に、純損益は3億円の赤字から15億円の黒字になった。

大同工業は自動車用チェーンなどを作っており、タカギセイコーのように、車業界の動向に左右されやすい。損益の改善は増収効果によるところが多いとみられる。前年同期にあった雇用調整助成金はなくなったが、為替差益で穴埋めした。

福井コンピュータ中間期は増収増益

福井コンピュータホールディングス(福井市)の9月中間期は増収増益だった。建築システム、測量土木システム、ITソリューションの3事業すべてで前年同期比増収だった。

売上高は8・7%増の67億円、営業利益は19・7%増の30億円、純利益は18・9%増の20億円。こうして書くと、あらためて気づかされるのはIT企業の利益率の高さだ。売上高営業利益率は44%。業種によっては10%あれば高収益と言えるので、驚異的である。

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