【北陸経済、マネー】9日の決算まとめ/北陸電気工業、富山銀行、ニッコー、セーレン

北電工は通期利益の見通しを引き上げ

北陸電気工業(富山市)は9日、2022年3月期の連結利益予想を上方修正した。

営業利益の見通しは前回予想比4億円増の18億円、純利益は3億円増の13億円とした。

売り上げの6割ほどを占める自動車分野の市況が改善し、製品の高付加価値化や生産効率の改善などで利益が上振れする。売上高の見通しは変更していない。

これにより、通期の見通しを前期(21年3月期)の実績と比べると、売上高が20・3%増の395億円、営業利益は3・1倍、純利益は2・9倍となる。

期末のみの配当は30円の予想を40円に引き上げた。

9月中間期の連結決算は増収で、各損益が黒字転換した。

富山銀行の中間期は増益

富山銀行の9月中間期の単体決算は、増益だった。

役務取引等利益の増加と経費の減少から、コア業務純益は前年同期比1億4100万円増の7億600万円、経常利益は2億9800万円増の8億6900万円、純利益は1億8200万円増の6億600万円。

貸出金残高は前年同期比157億円増の3653億円、預金残高は138億円増の4985億円となった。

ニッコー中間期は10期連続の最終赤字

陶磁器のニッコー(白山市)の9月中間期の連結決算は、営業、経常、純損益がいずれも赤字だった。同社のホームページで遡る限り、中間期ベースでは2011年9月中間期が最後の最終黒字で、10期連続の最終赤字となる。

イメージです。ニッコーの製品ではありません

売上高は11・9%増の60億300万円、営業損失は1億7000万円、純損失は1億1100万円。

ニッコーと言えば明治41年創業で、それなりに歴史のある企業。レストランでもよく製品を見掛けるし、ブランド力もないわけではない。それなのに、なぜ、長年の赤字体質なのか不思議だ。

一般論として、営業利益段階から赤字ということは売り上げに対して原価や販管費が高過ぎるか、逆に原価や販管費の高さを価格に転嫁できていないか、のどちらかだろう。余計なお世話だろうが、こうも赤字が続くと、社員のモチベーションが著しく低下し、負のスパイラルに入っていないか気になるところだ。

セーレン中間期は利益2~4倍

セーレン(福井市)の9月中間期の連結決算は、営業利益が1・9倍の54億円、経常利益が2倍の60億円、純利益が3・6倍の44億円だった。

主力の車両資材、ハイファッション、エレクトロニクスなど、全部門で増収増益となった。

通期予想に対する進ちょく率は、売上高が48%、営業利益が52%、経常利益が56%、純利益が59%。半導体不足の解消具合や円安進行に伴うプラス効果も膨らめば、通期業績予想の上方修正もありそうである。

 

北陸の銘柄ではこのほか、三谷商事(福井市)が9月中間期と通期の業績予想を上方修正し、配当を引き上げた。