ジャパンディスプレイ(JDI)、白山工場の売却で助成金の返還を巡って白山市を訴え、1審は敗訴

金沢地裁は29日、ジャパンディスプレイ(JDI)が白山市に有していた白山工場の売却を巡り、JDIが市から受け取った助成金10億円を返還する義務がないことの確認を求めた訴訟で、JDI側の請求を棄却した。

JDIは判決内容を精査した上で、今後の対応を決めるとしている。

建設中のJDI白山工場。当時撮ったものが奇跡的にスマホの中に残っていた=2015年11月

白山工場は北陸自動車道の脇にあったキリンビール北陸工場跡地(白山市竹松町)に1,700億円をかけて造られた。1つの建物の投資額としては石川県内で過去最高だったと記憶している。JDIは2015年4月に液晶ディスプレイの生産工場を造るため用地を取得し、16年12月から生産を始めた。

JDIの資料によると、工場建設に当たり、同社は市から雇用の確保や産業の振興のために提供する助成金10億円を受け取った。ただ、稼働状況や財務状況が厳しい中で20年10月に工場の一切をシャープなどへ売却したところ、市は譲渡を機に助成金の返還を求めた。

JDI側は、工場の稼働中は助成金の趣旨に沿う事業運営を行い、工場売却時も工場の運営継続を前提としたと説明。助成金を返す必要はないと訴えていた。

しかし、判決はJDIの請求を棄却するとともに、訴訟費用はJDIの負担とする、というものだった。

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