【独自推計】北陸新幹線7年目の利用者数は360万人超/6年目から3割増もコロナ前の半数以下

北陸新幹線は14日、2015年の金沢開業から7周年を迎える。そこで当サイトが開業7年目(2021年3月14日~22年3月13日)の利用者数(上越妙高ー糸魚川)を推計したところ、361万5,000人程度になることが分かった。

開業6年目と比べると28.4%増で回復ぶりがうかがえる。ただ、年間の大部分がコロナ前に当たる開業5年目と比較して55.0%減となり、いまだコロナ前から半数以下の水準にある。

年間利用者数の推計方法はこうだ。

JR西日本は22年3月期の北陸新幹線利用者数を「増減率」で月ごとに発表している。一方、開業6年目までは各月の「利用者数」も発表している。これを活用すれば、21年4月~22年2月(11カ月間)の利用者数は329万9,000人と算出できる。

難しいのが21年3月14~31日と22年3月1~13日の人数で、この部分が「推計」になる。

JR西は21年3月の北陸新幹線利用者数が前年同月比6%減だったと発表している。月間の利用者数推移が平均的だという仮定を置くと、21年3月14~31日の利用者数は前年同期の実績より6%少ない18万3,000人と推測できる。

22年3月1~13日の利用者数は、最も近い22年2月が前年同月比29%増だったので、同様の増減率だったと仮定し、前年同期の利用者数を1.29倍した13万1,000人と算出した。

この3つの数字を足し合わせると、361万3,000人になる。これがどんな水準かを理解するため、過去の実績と開業7年目の推計値をグラフにまとめてみる。

3月14日~翌3月13日。6年目まではJR西の発表による。7年目は当サイト推計。単位は万人

週明け14日か15日ぐらいにはJR西から公式発表があるとみられる。せっかく出した推計値が大外ししてなければいいが……。

「つるぎ」は利用者数に含まず

さて、JR西が発表する利用者数は必ず「(上越妙高ー糸魚川)」と入っている。これはJR西管内とJR東管内をまたいだ人数という意味で、大雑把に言うと、北陸と関東を行き来した人数となる。

だから、金沢ー富山を往復する「つるぎ」の利用者や「かがやき」「はくたか」でも金沢、新高岡、富山、黒部宇奈月温泉、糸魚川の5駅間での移動に終始した人数は含まれていない。

コロナ禍では長距離の移動が抑制された。近県への移動も自粛が呼びかけられたものの、遠距離移動よりは活発だっただろうから、JR西管内のみでの移動需要だけで見ると、関東との行き来の需要よりも減少幅はなだらかだったとみられる。

もちろん、利用者のボリュームは近距離移動より関東との行き来の方が圧倒的に大きいだろう。ただ、近距離も含めた「北陸新幹線に乗った人」という観点で見れば、7年目の利用者数はもう少し回復し、ようやくコロナ前の半数程度に戻ったのではないか、と希望を含めて想像している。

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