YKKグループの今期は計画から上振れで着地へ

富山県内に生産拠点を置くYKKグループの今期(2022年3月期)の連結業績は、コロナ禍からの回復を受けて計画以上の数字で着地する見通しとなった。

2022年3月期予想数値前期比計画比
売上高7,953億円+22%+13%
営業利益599億円+127%+86%

ファスナー事業は原材料の高騰というマイナス影響があった一方、ワクチン接種の進展などで米国や中国を中心に消費が回復し、買い控えの反動や先行き期待から受注が好調だった。

建材事業は中国市場が低迷したものの、国内では窓の高断熱化の推進、社会的ニーズの高い商品の展開などにより、住宅、外装、ビルの各分野が増収。北米や台湾、インドネシアも市況が回復して販売が増えた。

23年3月期は売上高8,485億円、営業利益683億円を想定する。22年3月期に7.5%となる見込みの売上高営業利益率は、23年3月期に8.1%へ高めたい考え。現中期経営計画の最終年度に当たる25年3月期には売上高9,435億円、営業利益963億円、営業利益率10.2%を目指す。

グループ従業員数は七尾や砺波の人口に匹敵

YKKグループは富山県出身の吉田忠雄氏が1934年に東京・日本橋で創業したサンエス商会(のちの吉田工業株式会社、現在のYKK株式会社)が母体で、1957年には吉田商事(建材事業を手掛ける現在のYKK AP株式会社)を設立した。

富山県内では黒部市、滑川市に生産拠点を置いている。グローバルでは72か国に拠点を持ち、従業員数は世界全体で4万4,510人(2021年3月時点、七尾市や砺波市の人口よりやや少ないぐらい)の巨大企業に成長している。

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