【一部に独自ニュース】能美市で工場や物流センターなど4施設が建設中/敷地は計13.5ha、投資額は計300億円超/澁谷工業、歯愛メディカル、石川日野自動車、オンワード技研

能美市の福島産業団地で工場や物流センターなど、大型の4拠点の新設が進んでいる。

国道8号金沢西バイパスから海側を眺めると、大型クレーンが何基も見える。4月のよく晴れた日、現地を訪れると、そこかしこで槌音が響いていた。

金沢方面から小松方面に向かう場合、右手に日本ガイシ石川工場、金沢村田製作所能美工場がある「粟生西」交差点を右折する。ちょうど、両工場の間を通り、そのまま真っすぐ2㎞ほど進む。「福島東」交差点の南側一角が福島産業団地だ。北陸自動車道能美根上スマートインターチェンジから見れば南東に2㎞の距離にある。

同団地は全体の面積が23.7ha(23万7,000㎡)で、このうち用途地域別に産業ゾーン13.2haと沿道サービスゾーンA、同Bの計10.5haとなっている。

まず目に入るのが澁谷工業(金沢市)が設ける「能美ハイテクプラント」だ。当初の計画によると、敷地3.9haに延べ床面積1万6,000㎡の工場を、70億円かけて建てる。飲料を連続充填するための機械を製造する工場で、2021年秋の稼働を目指していた。

建物の外観はできているようだが、写真の通り、外構部は未完成。この分だと内部も未完成か。当初計画より1年ほど遅れての稼働となりそうだ。他の施設も同様だが、資材費の高騰などで投資額が膨らんでいる可能性もある。

澁谷工業の能美ハイテクプラントの隣には、白い壁に濃いグレーでモザイク的な模様がある巨大な施設が見える。そこが産業団地と知らなければ、十中八九、イオンモールの建設現場だと錯覚してしまうだろう

右端に映りこんでいる壁は、なんだかイオンモールっぽい配色

クレーンが稼働しているこの現場は、歯愛メディカル(白山市)による「能美ロジスティクスセンター」だ。投資額は230億円。北陸で200億円を超える投資案件を見ることは滅多にないので貴重だ。

敷地面積は6.5ha、建屋は2階建てで延べ床面積が5万3,000㎡。23年1月の竣工を見込んでいる。ここが稼働すれば、商品の保管・出荷能力が現行比3倍以上に高まるらしい。

左が澁谷工業の工場、右が歯愛メディカルの物流センター

既に建屋の形が見えているのは、この2施設のみ。さらに、隣接地では、さらに2施設の建設準備が進む。

そのうちの1つが石川日野自動車(金沢市)の「小松能美整備センター」計画だ。

石川日野による拠点の建設予定地。奥が歯愛メディカルの物流センター

小松市にある小松営業所を新築移転するもので、敷地は1.7ha。環境配慮型の拠点として22年中の移転を目指しているようだ。

その隣にはセラミックコーティングなど手掛けるオンワード技研(能美市)の「新本社・工場」。敷地は1.3haで、投資額は16億円。同社は現在、同市吉原町に本社を置いているが、移転するということだろうか。

新聞社時代、コインパーキングを見たら所有者を調べて覚え、建設現場を見たら近づいて誰が何を作っているかを確認する癖がついた。さすがに類似の習慣を持つ人は稀だろうが、ここはなかなかダイナミックな建設現場なので、関心があれば現地へどうぞ。お気をつけて。

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