機能性素材に抗菌・抗ウイルス効果を確認/スギノマシン/バイオマス由来のナノファイバー

スギノマシン(魚津市)は2022年7月20日、バイオマス原料由来のナノファイバーの表面に銀ナノ粒子を付着させ、同社が販売している機能性素材「BiNFi-s(ビンフィス)/銀ナノ粒子」に、抗菌・抗ウイルス効果を確認したと発表した。

行った試験は2種類。まずはBiNFi-s キトサン/銀ナノ粒子を希釈した分散液に大腸菌を接種したところ、3分後には大腸菌が99%減少し、2時間後には検出できないほど菌の数が少なくなった。

ノロウイルスにも効果期待

ネコカリシウイルスを用いた2つ目の試験では、綿の布に同じ分散液を塗り込み、乾燥してから同ウイルスを加え、抗ウイルス活性値が基準値を超える良好な結果が得られた。

同ウイルスは感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスと構造が似ているため、ノロウイルスへの抵抗力もあると期待できるらしい。

「BiNFi-s/銀ナノ粒子」はバイオマス原料のセルロースやキトサンをナノファイバー化したBiNFi-s の上に、ナノサイズの銀粒子を加えた製品。微細な銀ナノ粒子(直径 2~20nm)が分散して現れるのが特徴で、同社は写真のようにペースト状にして提供している。

銀ナノ粒子を持つナノファイバーには粘性があり、繊維物質に固定しやすい。同社によると、ナノファイバーの構造が菌やウイルスを捕まえるので、銀ナノ粒子単体よりも抗菌・抗ウイルス効果が向上すると考えられる。また、次亜塩素酸ナトリウムを 今回の分散液へ置き換えれば、酸性洗剤との混合による有害ガスの発生を低減する可能性もあるらしい。

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