セーレンが通期利益予想を上方修正/前田工繊1Qは増収増益

セーレン(福井市)が2日発表した2021年4~12月期(3Q、第3四半期)の連結決算は増収増益で、同社は22年3月期(通期)の経常利益、純利益の予想を上方修正した。

3Qの売上高は前年同期比13.0%増の801億円、営業利益は38.8%増の81億円、純利益は86.1%増の65億円。

全社売り上げの半数超を占める車輛資材事業は海外が中国などで回復して増収増益、国内が減収減益で、差し引きで増収増益。

ハイファッション事業はファッションアパレルが伸び悩んだ半面、スポーツアパレルが順調で増収黒字化。

通期は自動車の減産やエネルギー価格の高騰による影響を増収効果や経費節減で相殺するほか、受取利息、受取配当金、為替差益が上振れすると見込み、経常、純利益の予想を引き上げた。

修正後の予想値は前期実績と比べ、売上高が10.4%増の1,090億円、営業利益は21.2%増の104億円、経常利益は16.4%増の110億円、純利益は23.2%増の77億円。

前田工繊は子会社をスイス企業に売却

前田工繊(坂井市)の22年6月期第1四半期(21年9月21日~12月20日)の連結決算は増収増益となった。

売上高は前年同期比14.4%増の125億円、営業利益は35.4%増の18億円、純利益は40.8%増の12億円。

画像はイメージです

同社は2日の取締役会で、100%子会社のMDKメディカル(坂井市)の全株式を、スイスで医療機器の開発・製造・販売を手掛けるM.A. Med Alliance SA社(以下MA社)に譲渡することを決めた。

譲渡価額は非公表で、現段階では業績予想を修正しない。

MDKメディカルは19年設立で、同年にMA社が開発する「末梢動脈疾患治療用の薬剤溶出バルーン」を日本国内で独占販売する契約を結び、治験を始めた。

前田工繊の公表資料によると、今後、さらなる治験の実行を計画していたところ、MA社がMDKメディカルの買収を持ち掛けてきたらしい。

ちなみに、医薬関係のベンチャー企業にはよくある話だが、開示資料上でMDKメディカルは直近3年間に売り上げ計上がなく、赤字が続いていた。

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