【北陸経済、マネー】黒谷の通期は大幅増益で着地!今期は減益も高水準予想

銅合金インゴットなどを製造販売する黒谷(射水市)が11日に発表した2021年8月期の連結決算は増収で、銅価格の高騰を受けて大幅な増益となった。

21年8月期(百万円)増減率(%)22年8月期(百万円) 増減率(%)
売上高62,05845.263,1641.8
純利益1,353257.9528▲60.9
22年は予想

もっとも、今期(22年8月期)は銅価格も落ち着くとみており、減益を予想する。この予想を受け、同社株式は時間外取引で大幅に売られた。

合金の材料として銅を仕入れる黒谷は、銅の相場に大きな影響を受ける。

同社の決算短信によると、ロンドン金属取引所の3か月先物価格は5月に史上最高値を付け、その後は落ち着いたが、8月末時点では前年から4割超も高い水準となっている。

銅価格は現在も高値水準にはあるものの、同社は今期の銅価格を現状の先物価格よりも少し安い9000ドルと想定している。22年は21年のように仕入れ値と販売価格の差が大きくはならないだろう、ということだ。

時間外取引で株価は5%暴落

そう考えると、22年の計画値を21年実績と比べると、大幅な減益予想となってしまう。ただ、これは21年が「異常値」だったのであり、22年は平常運転に戻るということだろう。実際、22年の計画はおそらく期初に計画した予算としては、黒谷として過去最高水準にある。

ただ、株価は午後3時の発表以降、時間外取引で5%前後の暴落となっている。中長期的には銅の需要が大きく下がることは考えにくく、株式的には売られすぎるなら購入のチャンスだとも言えるかもしれない。

いよいよ決算シーズン到来

いよいよ今月末から、3月期決算の企業の中間決算発表が本格化する。当サイトでも、なるべく北陸の企業の決算の概要を紹介したいと思う。

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