今村証券の3Q決算速報は増収増益/ゴールドウインはラグビー衣料を合併

今村証券(金沢市)が21日公表した2021年4~12月期(第3四半期)の決算速報値は増収増益だった。

売り上げに当たる営業収益は前年同期実績比4.8%増の35億8000万円、営業利益は6.6%増の12億4700万円、純利益は11.4%増の8億2900万円。株券の受け入れ手数料が減った一方、債券と受益証券の受け入れ手数料が増加した。正確な数値は28日に発表する。

今村証券は21年3月期の業績が売り上げ、利益とも過去最高だった。この点、21年9月中間期は利益が前年同期から3割以上多く、上半期は過去最高の更新をうかがう好業績だった。

証券会社は相場変動によって業績が大きく上下する。前期は1~3月期に営業収益、各利益とも大きく伸長していた。今期は1月に入り、株式市場が荒れ気味で、むしろ売買が活発になれば株券の受け入れ手数料が膨らむ可能性があるとみている。

「桜のジャージー」のカンタベリーを吸収合併

小矢部市発祥のゴールドウイン(東京)は21日に開いた取締役会で、100%子会社カンタベリーオブニュージーランドジャパン(同)を吸収合併すると決めた。

カンタベリーのラグビー向けユニフォーム(出典・同ブランドのホームページ)

吸収合併は4月1日付。

ゴールドウインを存続会社、カンタベリーを消滅会社とし、カンタベリーは会社としては解散する。限られた経営資源を集約させて効率化する狙いがあるらしい。

 

カンタベリーはラグビー日本代表のユニフォーム「桜のジャージー」を手掛けている。

単体の売上高(21年3月期)は27億2400万円で、営業損失は2億9000万円、純損失は2億4400万円と赤字になっている。

19年のラグビーワールドカップ日本大会で脚光を浴び、ラグビーが一定程度は文化として根付いたように思えた。しかし、そのスポーツを代表するアパレルブランドが赤字だったとは。

今回の合併は同じ企業グループ内の吸収合併なので、業績に与える影響はない。

ただ、ラグビーを巡る商環境はひと頃よりは改善しているだろうから、別会社であることから生じる無駄を減らすことは、長い目で見て有効だと思える。


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